AGRAフィロソフィー なぜAGRAは生まれたのか。なぜ仮想データ統合なのか。「データを経営資源に」という言葉にこめた想いは何か。AGRAの想いをお伝えいたします。

ERP、BI、ETLなど《既存のシステムやツールの課題》

データ活用への取り組みは、これまでも様々な仕組みや手法で行われてきました。ここでは、現在に至るITの様々な試みを振り返ります。

ERPの課題

1990年代から使用が始まったERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)システムは、人材、資金、設備、資材、情報など、多様な経営資源を統合的に管理し、配分することで、業務の効率化と経営の全体最適を目指すものです。
これを体系化したERPパッケージを導入すれば、データは統合された状態で蓄積されるため、情報系システムにそのまま活用できる“使えるデータ”を手にできるはずでした。ただし、それは、企業レベルでデータを統合した後に、ERPを全業務にノンカスタマイズで導入し、さらにデータ運用ルールを徹底して守り続けてこそ、はじめて可能になることです。
また、本来の企業活動業務を実行する基幹系システムは、業務プロセスで効果を出すことが最優先であり、全体最適のデータを見ることのプライオリティは低下するはずでした。しかし、ERPを導入すると、全体最適が優先されてしまい、実際の企業の経営をつかさどる業務に支障をきたすという本末転倒な現象が生じていました。
こうした状況を避けるため、大量のカスタマイズ開発を行うケースが増大。別パッケージの導入や自社開発との併用も多く、結局ERPベンダがMDM(Master Data Management:マスタデータ管理)ソフトに力を入れていることに象徴されるように、ERPだけでは、データ統合が困難とも言える状況になっていました。
また、ERPが多く導入された1990年代〜2005年頃までの間に、企業の経営環境も大きく変化しました。現在ではスピードが求められ、M&Aも特別なことではなくなり、一つのビジネスモデルのライフサイクルも短くなってきました。ERPのような固定化されたシステムは変化への対応に弱く、多くの企業で経営の足かせにもなってきています。
本来のERPを使ったコクピット経営によるデータ活用へのプロセスは、多くのコスト、時間が必要で、経営へ追随するアジリティを犠牲にする場合が少なくないのが実情です。

BI、ETLの課題

現在まで、多くの企業で最も一般的に行われてきたのが、散在するバラバラのデータを物理的に一つのデータベース上に統合する方法で、統合情報システム、データウェアハウス、データマートなどが挙げられます。そして、この上で活用されるのがBI(Business Intelligence)システムです。
マスタデータのコードや属性値を統合し、場合によっては統合されたマスタデータを各種情報システムに配信するMDMシステムの構築を行う企業も多く出てきました。
しかし、物理的にデータを統合するデータベースでは、ETLツールによるバッチ処理を出力するファイル数に応じて開発を行うため、変化への対応スピードが求められる経営にとっては、致命的に長い時間を要します。ユーザーの変化する要求に追いつけない情報系システムは、そのまま使われないシステムになっていきます。データは消費されず、運用コストばかり消費する情報系システムが多く存在するのが現実です。数年間使用し、次期情報系システムをまた同様に構築する企業も少なくないのが事実です。

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